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基本ネットワーク情報設定ファイルの説明

「netcnfg.ini」

1.ファイルの説明 2-1.netcnfgコマンド 2-2.configコマンド
2-2-1.IPアドレスの設定 2-2-2.ルータの設定 2-2-3.CCHポートの設定
2-2-4.LINE接続モードの設定 2-2-5.RBT音色の設定 2-2-6.DIDモードの設定
2-2-7.serverの設定(CP04専用) 2-3.resetコマンドの説明
このページでは、ネットワーク情報設定に関する説明、ファイルのサンプル及び
これに関する$プロンプトコマンドについて記述しています。

.ファイルの説明

「netcnfg.ini」は、基本ネットワーク情報ファイルです。IPアドレスやルータアドレス等を設定します。「netcnfg.ini」 はシステム起動時(電源ONまたは、リセット後)内部の不揮発性メモリに取り込まれた後、ファイルは削除されます。「netcnfg.ini」ファイルでは以下の設定が可能です。
設定項目
説 明
IPアドレス 自分のIPアドレスを設定します。 10進数
ネットワークマスク ネットワークのマスクビットです。 10進数
ルーターのIP
アドレス
ルーターのIPアドレスを設定します。 10進数
制御チャネル CCHポートの設定をします。
特別な場合を除き、変更しないで下さい。
10進数
CP04のIPアドレス CP04(Call Bridge & Proxy Server)を利用する場合CP04のIPアドレスを設定します。 10進数
LINE接続モード 通話を一般公衆網からネットワークに切り替える為のワンタッチダイヤルを設定します。(PA01専用の設定機能です。) ON/OFF
RBT音色 RBT(リングバックトーン/呼び出し音)を通常かオリジナルか設定します。
オリジナルにすると RBTの鳴るタイミングが公衆網と全く異なるので発信時にVoIP経由で通話していることを耳で確認できます。
ON/OFF
簡易DIDモード PA01/PB01専用の設定項目です。
簡易DID機能をもったPBXと接続した時に設定します。
LANdeVOICEからの着信をPBXに接続された任意の内線電話を呼び出すときに利用します。PBXには着信して内線番号を選択を受け付ける機能が必要になります。
ON/OFF
TFTP ネットワーク経由でのファイルダウンロード可能/不可を設定します。 直接アドレス指定(10進数)
ALL:有効
DIS:無効


ファイルのサンプル

以下のサンプルで、記述方法等を参照して下さい。
netcnfg.ini(Sample file)
!コマンド    !値               !コメント
IP       192.168.1.3:24       ! IPアドレスマスクビット
ROUTER   192.168.1.1         ! ルーターアドレス
CCH      4445             ! CCHポート
SERVER    210.143.207.100      ! CP04のIPアドレス
LINE      OFF              ! きりかえワンタッチダイヤル
RBT      ON              ! 呼び出しトーン
DID       OFF              ! 簡易DID
TFTP     ALL              !TFTP ENABLED.
END


「$」プロンプトコマンド

netcnfg.iniの設定について、
ハイパーターミナルから 次のコマンドが使用できます。

コマンド 意味
NETCNFG(3.1参照) 基本ネットワーク情報の設定内容の参照
CONFIG(3.2参照) 基本ネットワーク情報のパラメータ設定
RESET(3.3参照) LANdeVOICE本体の システム再起動


2-1基本ネットワーク情報の設定内容の参照(NETCNFGコマンド)
コマンド実行後、内部の不揮発性メモリに取り込まれた内容を表示します。
例)本体に登録されている設定内容を参照する場合する
$
$NETCNFG
! Ethernet Interface Configuration
MAC 00.10.43.00.00.00
IP   192.168.1.3:24
ROUTER 192.168.1.1
CCH    4445
SERVER 192.168.1.100  ! CP04 IP Address
LINE   OFF  ! LOCAL:OFF / PSTN:1-9*#
RBT   ON  !ON:ORIGINAL / OFF:NORMAL
DID    OFF  !Normal Phone or FAX.
TFTP   ALL    !TFTP ENABLED.
END

$


2-2. CONFIGコマンド
ハイパーターミナルからの設定で CONFIGコマンドから次のパラメータが設定可能です。
パラメータ 各パラメータの説明
IP 自分のIPアドレスの設定。(ネットワークマスクを含む)
ROUTER ルーターのIPアドレスの設定。
CCH CCHポートの設定。(特別な場合を除き、変更しないで下さい。)
SERVER CP04 IPアドレスの設定。
LINE LINE接続モードの設定。(PA01のみ)
RBT RBT音色の設定。
DID DIDモードの設定。(PA01/PB01のみ)
TFTP TFTP転送の設定。(ALL/DIS/)

CONFIGコマンドで全ての設定が完了したら必ず RESET コマンドを実行して下さい。
(3.3 参照)

2-2-1. IPアドレスの設定

自分のIPアドレスを設定します。 
10進で、「.」により4つに区切られた10進を入力します。

例)[192.168.1.3]を設定する場合 
(マスクアドレスは[255.255.255.0]の場合)
$config
SYSTEM Parameter Setting.
Type "END<CR>" for Exiting this UTILITY.
IP 192.168.1.3:24
END

ネットワークマスクの数値について
設置するネットワークのIPのマスクビットの設定です。 通常2通りの標記があります。LANdeVOICEではマスクビット数を指定します。 詳細はネットワーク管理者にお問い合わせください。

マスク
ビット数
ネットワーク
マスク
16進数
表示
割り当て可能アドレス個数
24 255.255.255.0 FF.FF.FF.00 256 - 2
25 255.255.255.128 FF.FF.FF.80 128 - 2
26 255.255.255.192 FF.FF.FF.C0 64 - 2
27 255.255.255.224 FF.FF.FF.E0 32 - 2
28 255.255.255.240 FF.FF.FF.F0 16 - 2
29 255.255.255.248 FF.FF.FF.F8 8 - 2
30 255.255.255.252 FF.FF.FF.FC 4 - 2


2-2-2. ルーターの設定

LANdeVOICE本体が接続されているルーターのIPアドレスを設定します。
 10進で、「.」により4つに区切られた10進を入力します。

例)[192.168.1.1]を設定する場合
$config
SYSTEM Parameter Setting.
Type "END<CR>" for Exiting this UTILITY.
ROUTER 192.168.1.1
END


2-2-3. CCHポートの設定

10進数でCCHポート番号を設定します。
(特別な場合を除き、変更しないで下さい。 標準設定値:4445

例)4445を設定する場合
$config
SYSTEM Parameter Setting.
Type "END<CR>" for Exiting this UTILITY.
CCH 4445
END


2-2-4. LINE接続モードの設定(PA01専用)
通話を一般公衆網からネットワークに切り替える為の
ワンタッチダイヤルを設定します。
アナログ回線が接続されていない場合には コンボボックスからOFFを選択します。
例)アナログ回線が接続され、*でネットワークへ引込む場合
$config
SYSTEM Parameter Setting.
Type "END<CR>" for Exiting this UTILITY.
LINE *
END


2-2-5. RBT音色の設定

トーンを通常(OFF)かオリジナル(ON)か設定します。
オリジナルの呼び出し音を聞く事により、公衆回線経由でかけたか
NETWORK経由でかけたかを確認する事ができます。

例)通常呼び出しトーンの場合
$config
SYSTEM Parameter Setting.
Type "END<CR>" for Exiting this UTILITY.
RBT OFF
END


2-2-6. DIDモードの設定(PA01/PB01専用)

通常の電話やFAXに接続されている場合と、簡易DIDのPBXに接続されている
場合のどちらかを設定します。

例)簡易DIDのPBX接続の場合
$config
SYSTEM Parameter Setting.
Type "END<CR>" for Exiting this UTILITY.
DID ON
END


2-2-7. SERVERの設定(CP04利用時)

通常の電話やFAXに接続されている場合と、簡易DIDのPBXに接続されている
場合のどちらかを設定します。

例)CP04を利用する場合
(CP04のIPアドレスが 192.168.1.100の場合)
$config
SYSTEM Parameter Setting.
Type "END<CR>" for Exiting this UTILITY.
SERVER 192.168.1.100
END


例)リセットする場合
$
$RESET

コマンド実行後、内部の不揮発性メモリに取り込まれた後、再起動します。