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複数アナログ回線収容のPBX接続

  接続動作例
  設定例
Call Bridge&Proxy Server(CP04)は遠隔地にあるPBX間のマルチ回線ゲートウェイとしてPA01の利用を可能にします。アナログ1回線をサポートするPA01を複数台並べてPBXへ接続する構成では、ネットワークからの着信時に空いているPA01を自動的に検索する機能があります。上記の場合では、1台のCP04が同一の電話番号に登録されているPA01をグループ化して管理し、相手からの着信時に空いている回線を選んで接続します。
CP04運用例
各PBXが簡易ダイヤルイン(DID)による内線選択 機能を有する場合には片方のPBXへ接続された電話端末から直接他方のPBXに接続された電話端末を呼び出すことも可能です。

接続動作例]

207局の社内PBXへ接続された電話端末(207−1111)から 206局の電話端末(206−1111)を呼び出す場合の動作は下記のようになります。
1.207−1111の電話から 2062222 をダイヤルする。
2.PBXが先頭の206を見て空きPA01回線を使って 2062222 をダイヤルする。
3.CP04が先頭の206を見て 206局側のPA01の空き回線を調べる。
4.CP04は空きPA01に2222を通知する。
5.PA01は着信して PBXへRingする。
6.PBXが着信すると、PA01は内線番号の2222をDTMF音にて通知する。
7.PBXは内線206−2222の電話を呼び出す。

設定例

各PA01への設定(192.168.2.10の例)

  ネットワーク情報の設定追加項目(netcnfg.ini)

!コマンド
IP       192.168.2.10:24  !IPアドレスとマスクビット
ROUTER   192.168.2.1     !外部ネットワークへのルータ
CCH      4445         !呼制御UDPポートの番号
SERVER   192.168.1.2     !CP04のIPアドレス

  電話番号情報の設定(phone.ini)

!電話番号情報     !コメント
*##    SYSTEM    !システム設定時の番号
*00    LINE      !強制的に外線接続を行うための番号
●CP04への設定

  ネットワーク情報の設定追加項目(netcnfg.ini)

!コマンド
IP       192.168.1.2:24          !IPアドレスとマスクビット
ROUTER   192.168.1.1            !外部ネットワークへのルータ
CCH      4445                !呼制御UDPポートの番号

  システム情報の設定(syscnfg.ini)

!コマンド
PHONE      phone.ini     !参照する電話番号情報

  電話番号情報の設定(phone.ini)

!電話番号  !IPアドレス    !CCHポート  !コメント
[206]/    192.168.1.10    4445      !206局PBX回線1
[206]/    192.168.1.11    4445      !206局PBX回線2
[206]/    192.168.1.12    4445      !206局PBX回線3
[207]/    192.168.2.10    4445      !207局PBX回線1
[207]/    192.168.2.11    4445      !207局PBX回線2
[207]/    192.168.2.12    4445      !207局PBX回線3