|
|
●山頂の中継で施設間を接続。VoIPを利用した音声通話、FAX
山梨県内某ゴルフ場では、クラブハウス、INコース、OUTコースにある売店にてお客様への飲食などサービスが提供されています。
ゴルフ場という広大な土地で起伏が激しいだけでなく、池、樹木があるため各施設間は直接見通せない状況にあります。クラブハウスから数キロ離れた売店でお客様が利用されたサービスの伝票の受け渡しや業務連絡はスタッフが移動して直接手渡し、トランシーバー、携帯電話により行われていました。
そこでクラブハウスと各売店間を常時通信できるようなIP化が考案され有線を敷設することが検討されましたが数キロ離れた施設を結ぶには莫大なイニシャルコストがかかることから困難となっていました。そこで、イニシャルコストの低減を実現できる通信手段として無線でのIP接続が検討されましたが無線での通信にはクラブハウス、各売店が直接見通せないという問題がありました。
このような問題を解決するために無線IPルータ(RTB2400:ルート社)が採用されました。RTB2400は最大伝送距離5kmに加え中継機能を備えています。
ここでは各施設から直接見える山頂に中継地点をおき、中継を介して各施設間が無線により通信が可能となりました。中継地点では電源を供給する設備がないためソーラーパネルを利用して電源が供給されています。
さらに、各施設の無線ルータにVoIP「LANdeVOICE」を設置し音声での業務連絡、FAXによる伝票の受け渡しが可能となりました。これにより直接手渡しでおこなわれていた業務の効率化を図ることができました。また、無線であることから各施設間の通話、FAXにかかるランニングコストの大幅な削減が実現されます。
|
|